留守晴夫著『常に諸子の先頭に在り─陸軍中將栗林忠道と硫黄島戰─』

本協議會理事、留守晴夫氏の著書『常に諸子の先頭に在り─陸軍中將栗林忠道硫黄島戰─』が近く慧文社より刊行されます。硫黄島の激鬪で知られる知米派將軍の悲劇的生涯を辿りつつ、「日本人及び日本文化の宿命的弱點」を論じた力作です。以下に同社ウェブサイトの紹介文を轉載致します。

米軍の死傷者數が日本軍のそれを上囘つた唯一の戰鬪、硫黄島戰。今もアメリカでは、その未曾有の激鬪の有樣が書物や映畫によつて語り繼がれ、先人の「平凡ならざる剛勇」が稱へられる。しかるに日本では、名將「栗林忠道」の名前すら忘れ去られて久しい……。「アメリカとだけは戰ふな」、さう主張し續けた帝國陸軍屈指の知米派栗林が、皮肉にも米海兵隊の大軍を硫黄島に於て迎へ撃ち、壮烈な戰死を遂げる迄の實に見事な生涯を辿りつつ、昔も今も變らない日本人及び日本文化の宿命的弱點を容赦無く剔抉する、アメリカ文學者による異色の栗林中將論。
體裁:46判・上製 本文274頁+口繪16頁(帶推薦の辭:松原正先生)
平成18年8月1日刊行! 定價:3150圓
http://www.keibunsha.jp/kuribayasi.htm